2019年5月25日土曜日

シリア内戦にて、シリア政府と反政府勢力との悲惨な戦闘により膨大な犠牲者の死体がアレッポに散乱した。

シリア内戦にて、シリア政府と反政府勢力とが、シリア北西部のアレッポで悲惨な戦闘による膨大な犠牲者が出た。アレッポの戦いにて、2012年12月30日に、戦闘の最前線における街路に、殺害された死体が散乱した。死体は狙撃等の恐れから、回収できずに道端に放置されてミイラ化した。
 シリア内戦は、シリアで2011年3月15日に勃発した動乱からシリア政府軍とシリアの反体制派及び同盟組織などによる内戦である。その由来は2010年12月17日の26歳の青年の焼身自殺からチュニジアで勃発したジャスミン革命の民主化運動によるアラブの春から派生した。シリア内戦にてアレッポの戦いは、2012年から2016年にかけてシリアの人口が最大都市のアレッポで戦闘があった。政府軍は反政府勢力の撲滅のため、都市部と地方を爆撃して犠牲者はさらに増えた。シリアの政府軍と反体制派がアレッポ市内を東西に分断して、長期に渡り激しい軍事衝突を繰り返した。長引くシリア内戦により最大で約50万人が殺害され、最悪の難民危機をもたらした。アメリカは反政府勢力を支持して、ロシアとイランが支援する武装勢力が、政府軍を支えた。最終的にはシリア政府軍が勝利を収めた。
  シリア政府と反政府勢力の内戦が継続して、シリア情勢が悪化するほど、イスラム国の支配領域が拡大した。危険性が増悪するために、シリア内の悲惨な情勢と犠牲はほとんど不透明となった。日本人の湯川遥菜さんが2015年1月24日に、後藤健二さんは2月1日にイスラム国に断頭されて虐殺された。