2022年2月18日金曜日

イスラエル軍の検問所で、2002年2月頃に抗議したパレスチナ人が、イスラエル軍兵士に、頭部を銃撃されて射殺され、その死体を仲間のパレスチナ人が取り囲んだ。

イスラエル軍の検問所で、2002年2月頃に抗議したパレスチナ人が、イスラエル軍兵士に、頭部を銃撃されて射殺された。殺害されたパレスチナ人の死体を、仲間のパレスチナ人らが移送して絨毯の上に置いた。死体を取り囲んだパレスチナ人らは怒りと悲嘆に暮れて死体を見守った。2002年2月19日にパレスチナ人によるイスラエル軍アイン・アリク(Ein 'Arik)検問所の襲撃と虐殺から、イスラエルとパレスチナは報復と復讐を繰り返した。

 パレスチナ人によるイスラエル軍のアイン・アリク検問所を襲撃した事件が、2002年2月19日に勃発した。パレスチナ人が、イスラエル占領下のヨルダン川西岸のラマラの西に位置するパレスチナ人の村であるアイン・アリク近くのイスラエル軍検問所を襲撃した。襲撃により、イスラエル軍将校1人と兵士5人の計6人が虐殺された。

 その検問所には、イスラエル軍の8人の兵士がいたが、そのうち5人は勤務中で、3人は近くのトレーラーで休憩していた。パレスチナ人の2人の武装集団が、ラマラから出発して、2月19日午後9時に検問所に接近した。イスラエル人の警備員が交代した直後に、2人のパレスチナ人は、検問所にいたイスラエル軍兵士に発砲して、3人を殺害した。4人目が負傷した。見張り役の5人目のイスラエル軍兵士は無傷で逃走して、イスラエル軍当局に通報した。その直後に、パレスチナ人の2人の武装勢力は、残りのイスラエル軍兵士が潜している近くのトレーラーに向かった。そこで、イスラエル軍兵士の3人を殺害した。イスラエル軍兵士の反撃は不明である。この襲撃で武装勢力のパレスチナ人の2人はいずれも傷つかず、2人ともにラマッラに戻った。過激派の2人はパレスチナ国民自治区の警察官で、ファタフ運動の一味であった。

 アイン・アリク検問所の襲撃事件の約8時間後には、イスラエル軍はパレスチナに復讐した。イスラエル軍の空挺部隊は、6人のイスラエル軍兵士の死者の代償として、パレスチナ警察の攻撃を命令された。イスラエル軍兵士は、目には目の仇討ちをした。襲撃者の身元は当時は不明だったが、イスラエル軍は検問所を通過させたパレスチナ警察に復讐をした。2月10日の夜には、15人のパレスチナ人警察官や非武装者が殺害された。パレスチナ人警官に警告なしに発砲した。近くに逃避したパレスチナ人警官を射殺し、別の警官はブリキの小屋に避難した。イスラエル軍兵士の何人かは手榴弾をその小屋に投げ込み炎上した。負傷してすぐには死亡しないパレスチナ人には、イスラエル軍兵士は弾丸を撃ち続けた。パレスチナ人の自爆テロ犯が、イスラエルの民間人へ強烈にテロ攻撃した。イスラエル軍は、ヨルダン川西岸の主要都市を再占領した。