サミー・アベド少年が、2025年4月27日にガザ地区ディール・アルバラにあるアルアクサ病院の遺体安置所で、イスラエル軍のガザ空爆で死亡した4歳の妹マッサ・アベドを悼んでいる。ガザ地区でイスラエル軍の攻撃による死者51人が報告されて、戦争によるパレスチナ人の死者は5万2000人以上に達した。
アルアクサ殉教者病院によれば、中部都市デイル・アルバラーでの攻撃で4人が死亡し、同地で別のテントを標的とした攻撃では4人の子供と1人の男性が死亡した。アルアウダ病院とアルアクサ病院によると、ガザ中央部のブレイジ難民キャンプ入口付近の喫茶店を攻撃が直撃し、少なくとも6人が死亡した。ナセル病院によると、南部都市カーンユーニスでテントを標的とした攻撃により、3人の子供と2人の女性を含む8人が死亡した。ガザ地区の病院は4月27日24時間のイスラエル空爆で死亡したパレスチナ人51人の遺体を受け入れたと、現地保健省が4月27日に発表した。これにより、18カ月続くイスラエル・ハマス戦争によるパレスチナ人の死者数は52,243人に達した。
イスラエルは3月18日に奇襲爆撃を実施し、ハマスとの停戦を終了させた。以来、毎日のように攻撃を継続している。地上部隊は緩衝地帯を拡大し、南部の都市ラファを包囲。現在では領土の約50％を掌握している。イスラエルはまた、ガザ地区の200万人のパレスチナ人を、食料や医薬品を含むあらゆる輸入品から遮断し、ほぼ60日間にわたり封鎖を続けている。援助団体によれば、物資はまもなく底をつき、数千人の子どもたちが栄養失調状態にある。
Warning: Samy Abed, left, mourns his sister Massa Abed, 4, who was killed in an Israeli army airstrike on the Gaza Strip, at the morgue of Al-Aqsa Hospital in Deir al-Balah, Gaza, Sunday, April 27, 2025. (AP Photo/Abdel Kareem Hana)