2025年4月19日に、ガザ地区南部のカーン・ユーニスで行われた葬儀で、イスラエル軍の空爆で死亡したパレスチナ人の子ども、モハマド・アブ・ナダの遺体をパレスティナ人々が悼んだ。弔問客は死者の顔を抱きしめて、キスをした。遺体袋が閉じられる前に、子供の額を指で撫でた。
ガザの保健省は4月19日に、イスラエル軍の攻撃により、48時間で90人以上が死亡したと発表した。イスラエル軍は、ハマスに人質の解放と武装解除を迫るために、攻撃を強めている。カーン・ユーニスの病院によると、一晩で死亡した15人の中には子供や女性も含まれた。少なくとも11人が南部のカーン・ユーニスで死亡し、その数人は、何十万人もの避難民が滞在しているムワシ地区のテントの中にいたと述べた。
遺体が収容されたヨーロッパ系病院によれば、ラファ市での4月19日の攻撃で、母親と娘を含む4人が死亡した。アル・アウダ病院によると、4月19日にガザ中心部のヌセイラット西の市民グループに対するイスラエルの空爆で、1人が死亡した。ガザ民間防衛局は4月14日に、イスラエル軍が先月15人の救助隊員の殺害を「即決処刑」を行ったと非難し、イスラエル軍の内部調査の結果を否定した。
イスラエル軍は、4月19日にガザ北部でイスラエル軍兵士が死亡したと発表した。イスラエル軍が2025年3月18日に戦争を再開して以来、初のイスラエル軍兵士の死亡である。ハマス率いる武装勢力が2023年10月7日にイスラエル南部を攻撃し、民間人を中心に約1,200人を殺害、251人を拉致して勃発した。ハマスが拘束している人質は59人で、そのうち24人は生存している。それ以外人質のほとんどは停戦合意やその他の取引で解放された。ネタニヤフ首相、イスラエルはガザでの戦闘を「継続するしかない」と発言した。イスラエルの攻撃により、51,000人以上のパレスチナ人が死亡した。