2018年9月16日日曜日

第2次世界大戦末期の東京空襲による犠牲者の死体の一部が、隅田川から引き上げられた。

第2次世界大戦末期の東京空襲による犠牲者の死体の一部が、隅田川から引き上げられた。川岸には数千人もの死体が列をなして体積していた。民間市民が火炎と熱傷から避難しようと隅田川に飛び込んだ死体であった。特に1945年3月10日の大空襲により、死者は約10万人以上と被災者は約100万人に及んだ。空襲の火炎から逃げのに、隅田川や荒川に架かる多くの橋、鉄筋コンクリート造の学校などに避難した。至る所で巨大な火災旋風が発生し、滝のように火炎が流れ込み、火の粉の川と変貌して、巻かれて焼死や窒息死した。焼夷弾の空襲は、分離した子弾が大量に投下されて、避難民に大量に降り突き刺さり、爆発的に燃え上がる凄惨な状況が多数発生した。川も水面は焼夷弾の油により引火し燃える川と化し、水中は冬期の低い水温のために凍死した。翌朝3月10日には隅田川・荒川放水路等は焼死・凍死・溺死者で川面があふれた。
 第二次世界大戦は、連合国と同盟国の当局による決定した戦争政策であった。ナチス・ドイツによるホロコーストで、約600万人のユダヤ人や他民族を殺した。アメリカ軍による日本の空襲により、約200万人以上の日本人は遺体を失い、約30万人の民間人が殺害されて約50万人の市民が負傷した。1998年にオランダのハーグで国際刑事裁判所を設立する条約が、承認は20と否決は7で、圧倒的多数で通過した。裁判所の設立に反対した7つの国は、アメリカ・中国・イスラエル・イラク・リビア・インド・メキシコであった。国際刑事裁判所は人道に対する重大な犯罪を罰せられない。連合国の戦争犯罪は、無差別の空襲をしたドイツのドレスデンの破壊や日本の火爆撃があった。第二次世界大戦が終結して以来、アメリカは他の諸国の軍事に介入した。アメリカは、世界の単一の超大国で自己任命の警察官を世界に誇示した。同盟国をニュルンベルク戦争と東京戦争犯罪裁判で罰してて国際的正義を確立した。半世紀後には「勝利者の正義」以下となった。世界の平和には、勝利者や征服者にも戦争犯罪を執行しなければならない。