2015年3月にイラク人のアブ・アル=ラーマン(Abu Al-Rahman)は、切り落とされた人間の頭の前でポーズをとった。複数の首を切断された首の前でイスラム国(ISIS)の一本指敬礼をした。切断された頭部や覆面をしたISISの戦闘員とともに写真に収められている。 2014年6月28日に、イラクとシリアで攻勢を強めるスンニ派武装勢力(ISIS)は、カリフであるアブ・バルク・アル・バクディアイがイスラム国を樹立した。
2015年3月初めにイラク北部の通りをISIS戦闘員の遺体を引きずり回したクルド人部隊に対する復讐と見られている。アブ・アル=ラーマンはアルメールの町出身のイラク人である。頭部はかつてイスラム国(ISIS)過激派が捕らえ斬首したシリア軍のメンバーであった。ISIDの過激派グループは、かつて石油が豊富なクルド人の拠点であったキルクークに確固たる足場を築いた。
イラクのキルクーク州で、2015年3月にイスラム国(ISIS)による最新の蛮行が公開された。8人の死体が金属製のフレームに吊るされた。ソーシャルメディアに、ハウィジャの町の高い構造物から足から吊るされた男たちの死体をを映し出した。ISISのようなイスラム主義グループが使用する悪名高い黒旗が上に掲げられて、恐怖におののいた見物人が現場を見学した。ハウィジャはイスラム教スンニ派が多い町で、イラクの首都バグダッドやモスルに通じる主要幹線道路から外れている。ISISは2014年6月に初めてこの街に侵攻して以来、近隣の村々を徐々に征服した。ISISの主要拠点は、2014年に占領したイラク第二の都市モスルであった。シリアの国境に近いため、武器と兵士の両方を密輸することができ、イスラム国に軍事的な優位性をもたらした。ハウィジャは2013年4月、アメリカはイラクから軍を撤退させて2年後に暴力の温床となった。