2020年11月6日金曜日

ナチス・ドイツはノイエンガンメ強制収容所に、女性が囚人用の売春宿である特別棟に囚人用の売春宿に入所させられた。

ナチス・ドイツのノイエンガンメ強制収容所(KZ Neuengamme)に、1944年4月に最初の6人の女性が、特別棟に収容された。特別棟が囚人用の売春宿に入所された。9月には、さらに6人の女性が追加された。その後にも売春させられる女性らは交替させられながら、女性の人数は増大した。特別棟の売春棟は、強制収容所棟の敷地に隣接していた。柵で周囲を取り囲まれた。ノイエんガンメ強制収容所における囚人用の売春宿には、他の強制収容所と同様にドアにはのぞき穴が付けられた。

   ノイエンガンメ強制収容所は、ハンブルグの南東の村に設置された。当初は重大な犯罪者だが更生できる強制労働の囚人を収容した。女性の囚人らは、売春宿で売春させられた。その上に、靴下の穴かがりをさせられた。売春棟のある女性の一人は子どもを産まされた。別の一人の女性は売春の労苦に耐えられずに死亡した。優秀な強制労働をした男性の囚人らだけが、じゃまされることなく女性と売春する目的で売春宿を訪問もした。
 ナチス・ドイツの強制収容所に設置された売春棟は、第二次世界大戦に対して、強制労働による軍需生産の向上を目的とした。ドイツ国防軍が設置した売春宿は、戦争遂行の手段の一つであった。日本軍も同様に慰安所を設置した。ドイツでは、日本と同様に、ドイツ国防軍が設置した売春宿が、戦争犯罪として現在まで潜伏している。ドイツにおいて、被収容者が売春宿の利用したことが、被害意識が損なわれる恐れがあった。
 ナチス・ドイツは、強制収容所に収容した女性を、囚人と同じように売春宿で抑圧して差別した。女性はドイツ人としての民族浄化で切り捨てられた。女性は、強制労働者と同じように売春宿で強制売春させられた。女性は、ドイツ民族にとって有害分子として排除された。ナチス・ドイツは、造語ではなく施設を"Bordell"(売春宿)と呼称した。ノイハマー軍演習所の売春宿では、女性1人につき1日平均で最少は約22.6人、最大は46.5人の男性に売春をした。
 日本軍は、慰安所と慰安婦の造語で、特別に戦時下に有用な女性と売春宿として、実態を潜伏させた。極東アジアから日本軍から売春を強要された慰安婦を公表できて、外国からの戦争犯罪として訴えている。ドイツと日本では、売春宿と慰安所が軽視されているのは、外国ではなく本土が女性に売春行為を強要しているからである。第二次世界大戦後も、ドイツも日本も、売春を強要された女性を戦争の犠牲者に含めなかった。社会的な蔑視を国内で受け続けるドイツと日本の女性は、戦争犯罪を告発できずに受容させられている。

 


 2020年11月6日 Japan No War (JNW) 
日本平和の市民連盟 視聴回数 460,000回