1944年10月25日にエンガノ岬海戦にて、沈没しつつある日本軍の空母瑞鶴の飛行看板上で、両腕を差し上げ、皆と一緒に万歳を叫んで、乗組員同士が別れを告げた。沈みゆく空母瑞鶴で軍艦旗を降下して、日本海軍の乗組員らは敬礼した。約1700人の乗組合員の約半数近くが、瑞鶴の沈没と水死の運命を共にした。水平線に対して大きく傾斜した甲板上で、乗組員は万歳三唱を繰り返した。空母瑞鶴は、万歳三唱して約16分後の午後2時14分に沈没した。沈没後に、救助されたのは約半数の866人であった。
10月25日午後に、沈没した空母瑞鶴に日本海軍の軍艦旗が降ろされ、乗組員が敬礼する。右舷に無線アンテナマストが水平に折りたたまれた。左舷への急激な傾斜した。飛行甲板の右下には25mm単装高射機関砲が搭載された。米軍機からの攻撃で被弾し、瑞鶴が沈没する寸前である。13時55-58分頃に「軍艦旗降下」に至った。総員退艦が発令された後、傾斜は増していった。瑞鳳は14時7分に「瑞鶴左ニ傾斜発着甲板水際ニ浸」と報告した。直後の14時14分、瑞鶴は直立するように沈没していった。大淀記録（戦闘詳報）は14時20分に沈没と記載された。瑞鶴の沈没時にはアメリカ軍の攻撃は終了して、総員退艦時に撮影された瑞鶴の飛行甲板での写真が有名となった。
10月25日に、空母瑞鶴はエンガノ岬沖海戦の最中に、戦闘空中哨戒、捜索、すでにルソン島の航空機と合流するために、残り少ない航空機を発艦させた。その後に、アメリカ軍より激しい空襲を受けて、7本の魚雷と9発の爆弾を受けた。瑞鶴が大きく左舷に傾いて、軍艦旗を軽巡洋艦大淀に移した。13時58分に廃艦命令が出され、海軍旗が降ろされた。瑞鶴は横転し、14時に船尾から沈没した。14時14分に横転して船尾から沈没し、貝塚武雄少将と乗組員842人の命を奪った862人の乗組員は、駆逐艦若月と桑によって救助された。瑞鶴は真珠湾を攻撃した最後の日本空母であった。他の空母はすべて急降下爆撃機か潜水艦発射魚雷によって沈められたため、航空機発射魚雷によって沈められた唯一の日本の艦隊空母でもあった。
