1927年4月12日に中国国民党軍は、上海で共産党の活動家を虐殺した。広東州における共産党の蜂起も鎮圧した。国民党軍、警察、秘密警察は、武装解除された労働者とピケ隊を制圧し、労働組合を解散させた。国民党左派と右派の権力闘争の頂点として起こったこの粛清は、中国左派と共産党員に対するさらなる虐殺とともに他の地域へも拡大した。権力を握っていた蒋介石は、中国共産党との同盟やソ連の干渉に悩まされ、断固たる手段に訴えた。1927年4月、反共産主義革命を起こし、独裁体制を確立した。
国民党政府は広州を首都とする全国政府を樹立し、中国統一のための戦いを開始した。軍総司令官は蒋介石であった。1925年10月から12月にかけ、彼の指揮下にある部隊は広東省を占領し、1926年7月にはソ連の計画に基づき北進を開始した。1926年秋、蒋介石の軍隊は武漢を占領し、1927年2月には南京、同年3月には上海を制圧した。南京占領後、蒋介石は首都を同地に移し、北方の軍閥勢力の一部から支持を得た国民政府を樹立した。
彼と支持者たちは目標が達成されたと考え、改革活動に着手すべきだと主張した。しかし中国共産党は革命を継続し社会主義建設の道を進むべきだと主張した。1927年に革命陣営は分裂した。蒋介石は、中国共産党との同盟やソ連の干渉に悩まされ、断固たる手段に訴えて、1927年4月、反共産主義革命を起こし、独裁体制を確立した。
蒋介石は中国を統一して支配下に置けた。南昌での共産党蜂起は失敗に終わった。ソ連と中国の外交関係は断絶した。中国共産党は国民党に対するゲリラ闘争に乗り出した。中国共産党とホーミンダノムとの闘争の中で、中国共産主義者たちを導く思想が形成された。中国における革命は主に農民とゲリラ戦という形態をとる。1930年から1934年にかけ、蒋介石の軍隊は、共産党が形成したソビエト地区に対して五度の勝利を収めた。中国のソビエト体制の運動は敗北したが、消滅はしなかった。
