2025年7月17日木曜日

2025年6月13日の葬儀で、ロシアから返還されたウクライナ軍兵士である夫のドミトロ・シャポワロフの死体を、妻のオレナは棺の前で泣き崩れた。

ロシアから返還されたウクライナ軍兵士である夫のドミトロ・シャポワロフの死体を、妻のオレナは棺の前で泣き崩れた。2025年6月13日にウクライナ・ヴィンニツァ州ヨシピフカ村で葬儀が行われた。ウクライナ軍兵士は、ドミトロ・シャポワロフの棺を運び、ウクライナ・ヴィンニツァ州ヨシピフカ村の教会で葬儀式典が挙行された。

 ウクライナは、ロシアとウクライナの代表団によるイスタンブールでの和平協議での合意に基づき、戦死した兵士の遺体をさらに送還したと、ウクライナ当局者が2025年6月13日に発表した。ウクライナの戦争捕虜待遇調整本部は、ロシアが1200体の死体を返還したことを明らかにした。死体の引き渡しは、ウクライナ軍、同国保安庁、内務省、その他の政府機関の協力で行われた。法医学の専門家は今後に、死体の身元確認にあたる。

 今回の死体返還は、ロシアが3年以上前にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、最大規模の死体返還となった。6月中旬の初めに、ロシアはウクライナ軍兵士の死体1,212体を返還し、ウクライナはロシア軍部隊の死体27体を返還した。ロシアとウクライナは6月13日に重傷者や重病者を含む捕虜の交換を行った。

 捕虜と戦死した兵士の死体を交換するという合意は、6月2日にイスタンブールで行われた会談の唯一の具体的な成果であった。トルコのイスタンブールの会談で、ロシアとウクライナの代表団は2025年6月5日に、直接和平交渉の会合した。戦争の停戦の議論中に、ロシア軍は数日間、ウクライナに向けて無人機やミサイルを乱射した。6月2日には約500機の無人機による砲撃が記録され、6月3日には一晩で315機の無人機と7発のミサイルが乱射された。相次いだ衝撃的な攻撃の後に、3年にわたる戦争の終結の期待は低かった。捕虜や戦死した兵士の死体の交換に合意して、停戦の条件を定めた覚書も交わされた。双方が非開始事項の条項が含まれて早急な停戦の可能性は低い。



















Warning: Olena cries at the coffin of her husband, Dmytro Shapovalov, a Ukrainian serviceman, during his funeral ceremony in Yosypivka village, Vinnytsia region, Ukraine, on Friday, June 13, 2025. (AP Photo/Evgeniy Maloletka)