2019年6月25日火曜日

長期独裁軍事政権のフン・セン首相に対して、敵対的批判をした政治評論家のケム・レイが暗殺された。

カンボジアにおいてフン・センが、世界最年少の32歳で首相に就任したて、長期独裁の軍事政権を構築した。フン・セン首相に対して、敵対的批判をした政治評論家の43歳のケム・レイが、2016年7月10日に暗殺された。首都のプノンペンの中心部内にある通っていた喫茶店で、背後から接近した男性により銃殺された。男性の射撃で、ケム・レイの左側頭部と心臓附近に弾丸が打ち込まれた。独裁政治による抹殺であると嫌疑された。
 ケム・レイが暗殺された直後から、暗殺されたニュースを受けた支持者らが、暗殺現場に殺到した。取り囲むカンボジア市民から、叫びと嘆きから慟哭、激しい怒りが、現場に渦巻いた。市民らは、ケム・レイの死体を奪おうとする独裁政権と対立して、必死に死体を確保した。その後に、支持者らは、ケム・レイの死体を車に載せて、追悼の行進をした。寺院で葬儀をされて、プノンペン南部のタケオ州の生家に埋葬された。ケム・レイの妻と子供らの家族は、葬儀した直後に、身柄の危険性から、特別人道ビザを発給したオーストラリアで難民となった。
 実行犯の男性容疑者を、しばらくして逮捕された。最初は、会って殺す名称と白状したが、捜査により軍事政権の元兵士のエース・アンであることが判明した。その経緯について、警察も裁判所も追求しないで終身刑で終審した。フン・セン独裁政権は、暗殺ではなく事件は解決済みであると断定した。暗殺をフン・セン政権に嫌疑をかけるカンボジア市民には弾圧を繰り返した。