2018年4月27日金曜日

日本人兵隊は一銭五厘の郵送料で赤紙を送れば徴兵でき、兵隊の命は一銭五厘の価値しかないと比喩された。

日本帝国の兵役法による召集令状で、膨大な日本国民の男子が徴兵されて、戦場に駆り出された。日本人兵隊は一銭五厘の郵送料で赤紙を送れば補充がきく、兵隊の命は一銭五厘の価値しかないと比喩された。実際は役場の職員が直接に赤紙を持って行くのが原則であった。第2次世界大戦では、召集令状により、実際に約2,500,000人の生命を、南方の洋上と諸島から北方の極寒の大陸で奪い去られた。帝国陸海軍の召集令状等の色から赤紙などと呼ばれた。陸軍省の大半の召集は赤色が使われて、当初は真赤だったが、戦時の物資不足による染料の節約で次第に地色が薄くなり、太平洋戦争ではピンクとなった。海軍省の召集も同じ色が使われたため、陸海両軍の令状を混合して赤紙と呼称された。1873年に陸軍省から発布された徴兵令が、日本国民の男子に兵役の義務を課すために全面改正して、兵役法が1927年4月1日に公布されて12月1日に施行された。兵役法はポツダム命令により、1945年11月17日に廃止された。