シンハラ人系要人を狙ったタミル系LTTEのテロに巻き込まれて死亡した女子校の校長が葬儀された。
スリランカは人口の約7割がシンハラ人(仏教系)であり、約2割が原住民のタミル人(ヒンズー教系)である。1948年にイギリスから独立後に、シンハラ系政権となり、タミル人は抑圧された。タミル人は北東部に分離独立を目指すタミール・イーラム解放の虎(LTTE)を1975年5月に設立した。1983年から民族紛争が激化して多数の市民まで犠牲となる内戦状態に陥った。1997年7月にはトリンコマリーで、シンハラ人系要人を狙ったLTTEのテロに巻き込まれて死亡した女子校の校長が葬儀された。2009年5月18日にシンハラ系政権がLTTEを制圧して内戦が終結した。